ファンダメンタルズ分析

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    2017年4月6日
    【ステップ1】FXでファンダメンタルズ分析が重要なワケ
    FXを始めたばかりのころは、どうしてもとっつきやすいテクニカル分析重視の勉強になりがち。しかし、トレードをするうえでファンダメンタルズ分析を 理解しているか否かは大きな差となります。 そこでFX攻略.comでは「ファンダメンタルズ分析」について、市況・予想記事を業界各所へ提供している「為替マーケットの語り部」でおなじみの雨夜恒一郎さんに、基礎はもちろん各重要指標についてもじっくり語っていただきました。 まずは、なぜファンダメンタルズの知識がFXで必要なのか、その理由から学んでいきましょう。 ファンダメンタルズとは?FXで重要な理由 「ファンダメンタルズ」を辞書で引いてみると、「一国の経済状態を判断するための基礎的条件」とあります。一般的に、「ある国の経済が良い(悪い)」というのはどういう状態か、思い浮かべてみてください。たとえば、経済成長率が高い(低い)、物価が落ち着いている(インフレ、またはデフレである)、失業率が低い(高い)、貿易収支が黒字(赤字)である…といった状況ですね。 つまり、ファンダメンタルズとは、狭義には経済の良し悪しを判断するためのデータで、上で挙げた例で言えば、「経…
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    2017年4月5日
    【ステップ2】金利とインフレと為替相場の微妙な関係
    政策金利で市場金利が決まる 今回のお題は「金利」です。為替と金利は切っても切れないほど密接なつながりがあり、為替の予想をするには先に金利の分析をしなければならないほどです。本稿では、金利はなぜ上がったり下がったりするのか、なぜ金利が高い国と低い国があるのか、そして金利はどのようにして為替市場に影響を及ぼすのかについて述べていきたいと思います。 政策金利とは? 一口に金利と言っても、さまざまな種類があります。最初に覚えていただきたいのは「政策金利」です。これは中央銀行(日本で言えば日本銀行、米国で言えばFRB=連邦準備制度)が金融政策として決めている金利です。 中央銀行制度については今回詳しくは述べませんが、中央銀行は基本的に景気やインフレを適切な水準に近づけることを目標としており、政策金利はそのための道具の一つです。すなわち、景気やインフレが強すぎる時には政策金利を引き上げ、景気やインフレが弱いときには政策金利を引き下げるのです。 政策金利は、国によってさまざまな種類や呼び名(日本で言えば無担保コール翌日物誘導目標、米国で言えばFF金利の誘導目標)がありますが、簡単に言えば金利の原価、…
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    2017年4月4日
    【ステップ3】最終需給を決定する「貿易収支」のきほん
    貿易収支とは? 貿易収支とは、簡単に言えば、一国の輸出と輸入の差額です。たとえば世界最大の経済規模を持つアメリカは、年間に1兆5千億ドルくらいの輸出を行う一方、2兆2千億ドルくらいの輸入を行っています(2015年)。差引約7千億ドルの輸入超です。この場合、「アメリカは年間7千億ドルの貿易赤字を計上した」ということになります。 輸出入業者の外貨取引がFX市場の需給に影響 輸出企業がモノやサービスを海外へ輸出すると、通常は輸出先の企業から外貨で代金を受け取ります。外貨では仕入れ代金や従業員の給与を払えませんので、輸出企業は外国為替市場で外貨を売って自国通貨を買う取引を行います。 逆に輸入企業が海外からモノやサービスを輸入すると、通常は外貨で代金を支払わなければなりません。そこで輸入業者は外国為替市場で自国通貨を売って外貨を買う取引を行います。こうした取引が積もり積もって、外国為替市場の需給に影響を与えているのです。 したがって、アメリカのような貿易赤字国、つまり輸入が輸出を上回っている国は、国全体として市場で外貨を買わなければならないポジションにあると言えます。逆に貿易黒字国は、国全体とし…
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    2017年4月3日
    【ステップ4】「米国雇用統計」は世界で一番アツい経済指標
    米国雇用統計の日はディーラーのお祭り 毎月第1金曜日(まれに第2金曜日になることもあります)は、米国雇用統計の発表日。米国東部時間で午前8時半の発表時間まで、世界中の市場参加者は固唾を呑んでモニターを見守ります。結果によって、ありとあらゆるマーケットが上へ下への大騒ぎ。発表直後には瞬間で100ポイント200ポイント動くことも珍しくなく、デイトレーダーにとっては月に一度の書き入れ時だったりします(後述しますが、発表直後のトレードは推奨しておりません)。 ツイッターなどSNSもお祭り騒ぎとなります。米国雇用統計の発表に合わせて、実況中継型オンラインセミナーを毎月行っているFX会社も少なくありません。 そんな米国雇用統計について、順を追って学んでいきましょう! 最も注目される「非農業部門雇用者数(NFP)」 米国の数ある経済指標の中でも、雇用統計は断トツで注目度ナンバーワンです。なぜかというと、まず実測に基づくハードデータの中で、雇用統計は最も早く発表される指標だからです。雇用が強ければ景気は強いし、インフレリスクも大きいと判断できます。雇用統計が当該月の景気を判断するにあたっての試金石、ひ…
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    2017年4月2日
    【ステップ5】ハード・ソフトデータで米国景気動向を読む方法
    信頼性の高い「ハードデータ」 ファンダメンタルズの基本は経済指標を読むこと。世界経済の中心である米国では、実に多くの経済指標が発表されますが、それらは大きく二つに分類されます。ハードデータとソフトデータです。 ハードデータとは? ハードデータとは、実際の経済活動の結果を集計したデータです。統計の種類、作成機関調査対象などによって算出方法は異なりますが、ベースとなるのは生産量、売上高や価格など客観的・具体的な数値です。 すでに解説した貿易収支と雇用統計はもちろんハードデータです。そのほか、市場で注目度が高いハードデータには、GDP(国民総生産)、小売売上高、物価指数(消費者物価・生産者物価)、住宅関連指標(住宅着工件数、新築住宅販売件数など)、鉱工業生産などがあります。 ところが、これらハードデータは、調査対象からデータを回収し、集計し、足りない部分を推計し、さらに必要に応じて季節調整する…といった手順を踏みますので、どうしても発表するのが遅くなります。 米国の場合、最も早く発表されるハードデータは雇用統計(このため米国雇用統計は非常に注目されます)ですが、それでも原則とし…
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    2017年4月1日
    【ステップ6】株価と為替が連動する理由
    為替相場に大きな影響を及ぼす「平均株価指数」 株式市場が為替市場に及ぼす影響 株価は経済指標ではありませんが、他の市場と密接なつながりがあり、近年では為替相場に対して最も大きな影響を及ぼす要因と言っても過言ではありません。ファンダメンタルズ分析を行うものにとって、経済指標と同じくらい、株式市場の動向は気になるものです。 株価といっても、われわれ為替市場の参加者は、星の数ほどある個別株の値動きをいちいちチェックするわけにはいきません。為替市場で「株価」と言えば、普通は平均株価指数のことを指します。 日本で言えば日経平均やTOPIXであり、米国で言えばダウ工業株平均やS&P500種、NASDAQなど。欧州では各国の代表的な株価指数に加えて、ユーロ・ストックス50指数などユーロ圏全体の平均株価があります。 日本株上昇=円買いではない では株価はどのような経路を通じて為替相場に影響しているのでしょうか? たとえば日経平均が上昇した場合、円は買われるでしょうか? それとも売られるでしょうか? 外国人が日本株を買えば円買いが発生するから円高になる?…確かにそういう時代もありま…
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    2016年2月1日
    日銀がマイナス金利を導入!この円安は本物か?[雨夜恒一郎]
    先週のドル円相場は、日銀のマイナス金利導入がサプライズとなり円売りが急激に進行。アナウンス前の118円台から121.69円まで3円あまりの大幅上昇となった。これで日銀の「補完措置」により市場を落胆させた前回会合(昨年12月18日)以来の下落幅を取り戻したことになる。日経平均株価も乱高下の末500円近く急騰し、年初からの下落幅のほぼ半分を取り戻した。現在、市場参加者の全員がこう自問自答しているに違いない。「果たしてこの円安・株高の動きは本物か?」 マイナス金利といっても、当面はわれわれ一般市民の預金金利やローン借り入れ金利がマイナスになるわけではなく、直接的な効果は見えにくい。しかし日銀当座預金に対する付利がマイナスになるということは、銀行経営にとって大問題だ。市中銀行は日銀にお金を預けておくとマイナス金利という手数料を取られる。このため銀行はまず日銀当座預金から資金を引き出して国債を買うという行動に出るはずだ。 一方日銀も政策目標(年80兆円の国債購入)に沿って市場から国債を買い入れるから、市中銀行と日銀の間で国債の取り合いとなる。10年債利回りは金曜日に0.10%割れまで低下したが、…