国府勇太

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    2017年5月22日
    ディーラーによる今週のドル円「大きく円高へ。ロシアゲートってなに?」[国府勇太]
     国府勇太です。 さっそく先週のドル円の動きを振り返っていきましょう。 見るのは日足です。 先週の一言「円高!要因はまたあの男!」 先週を一言で表すと「円高!要因はまたあの男!」です。 先週5月15日(月)には、113.23円でスタートしたドル円。 大きくマーケットが動いたのは17日(水)のNY時間(日本時間18日)でした。 原因はあの男、そうですトランプ大統領です。 連邦捜査に介入した疑いで、トランプ大統領が弾劾されるとの懸念が浮上し、リスクオフの動きが加速しました。 ドル円は一気に110円台まで下落。 翌日18日(木)には安値110.23まで下げるもその後は、落ち着きを見せ反発し、111.21円で週末クローズとなりました。 トランプ氏が、コミー前FBI長官(トランプ氏が解任)に、ある捜査(フリン前大統領補佐官(国家安全保障担当)とロシアの関係を巡る捜査)を打ち切るよう求めたことが問題の発端です。 これがいわゆる「司法妨害」として問題となっています。 世界史のおさらいですが、司法妨害として有名なのが1970年代のウォーターゲート事件です。この事件はアメリカ政治史に残る大事件であり、ニ…
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    2017年5月15日
    ディーラーによる今週のドル円「果たしてここで頭打ちなのか?」[国府勇太]
    国府勇太です。 さっそく先週のドル円の動きを振り返っていきましょう。 見るのは日足です。 先週の一言「とうとう天井?週末にかけ下落」 先週を一言で表すと「とうとう天井?週末にかけ下落」です。 先週5月8日(月)には、112.847円でスタートしたドル円。 先々週から引き続いての上昇トレンドを継続し、10日(水)には高値114.35をつけました。 しかしその後週後半にかけ下落、11日(木)には114円を割れ、12日(金)には113.19円と113円を割れそうなほどの下落となりました。 そして、クローズ後の週末に、北朝鮮が日本海に弾道ミサイル発射したというニュースが流れました。 ここでファンダメンタルズのおさらいをしましょう(中上級者の方は「なにをいまさら」という内容ですが)。 日本にこういったこと(戦争に巻き込まれたり、大地震が起きるようなこと)があると、一般的に円が買われるので円高(ドル安、ドル円チャートでいうと下落)になります。 今週も週明けに窓あけ(前の営業日の終値よりもレートが大きく乖離してスタートすること)が懸念されましたが、思ったほど窓はあけず、反応は限定的でした。 ドル円、…
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    2017年4月24日
    ディーラーによる今週のドル円「大きな窓開け!フランス大統領選のポイントとは?」[国府勇太]
    国府勇太です。 さっそく先週のドル円の動きを振り返っていきましょう。 見るのは日足です。 先週の一言「108円割れず、フランス大統領選待ち」 先週を一言で表すと「108円割れず、フランス大統領選待ち」です。 先週4月17日(月)には、108.744円でスタートしたドル円。 東京時間に下げ、いよいよ108円割れを試す展開となりましたが、安値108.13円止まりでした。 その後は、大統領選を見据えた動きです。 とくにフランス大統領選の見通しに関してマクロン氏が最終的に当選するとの観測がでるとしっかりドル円が上昇(円売り)しました。結局、109.12円でクローズ。ただ、目立った動きとはなりませんでした。 今回は金曜クローズ後の動きも重要です。 クローズ後の週末、フランス大統領選挙が行われました。 結果いずれの候補者も過半数には至らず、候補者2人の決戦投票(5月7日)になりました。 フランス大統領選、決選投票に進む2人の候補者 候補者2人のおさらいをしておきましょう。 まずは、マリーヌ・ルペン(48)氏です。 極右(といわれているが左派にも支持者はいます)の国民戦線(Front Nationa…
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    2017年4月17日
    ディーラーによる今週のドル円「戦争へのカウントダウン?きな臭いマーケットに注意」[国府勇太]
    今週の見通しを見てみましょう。 では、SMA(単純移動平均線)をプロットしてみましょう。 パラメーターは以下です。 短期線(白):25日 中期線(赤):75日 長期線(黄):200日 注目は長期線(200日)です。 トランプラリー以降、一度も割れることのなかった長期線がとうとうしっかり割れようとしています。 また、短期線中期線もともにしっかり下を向いており、テクニカル的には「売り」のサインです。 直近には目安となるラインがないのでどこまで下げるかは未知数です(しいてあげればトランプラリー前の去年7月高値107.50円前後) 長期投資でない限り、短期やスイングトレードではしっかりこの売りに乗ることを推奨します。 戻り売りの目安は、直近高値近辺の109.40円に近づいたポイントです。 損切りラインの目安は110円。 一般的にずっとサポートとして機能(ワーク)していたラインは割れると今度はレジスタンスとして機能(ワーク)します。 リワード(利益)の目安は、例えば109.40円でエントリーをして110円損切りなら、損切り60ポイントなので利食いラインは60ポイント以上で設定するのが「リスクリワ…
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    2017年4月10日
    ディーラーによる今週のドル円「みんなが注目!割れない110円」[国府勇太]
    こんにちは。国府勇太です。 さっそく先週のドル円の動きを振り返っていきましょう。 見るのは日足です。 先週の一言「110円のライン死守」 先週を一言で表すと「110円のライン死守」です。 先週4月3日(月)には、111.389円でスタートしたドル円。 ヒゲが多く値動きの荒い展開が続きました。 特に注目は2点、シリア空爆と米雇用統計です。 日本時間の7日10時40分、アメリカがシリアに空爆(トマホークミサイル59発)をしました。 これにより大きく円が買われ(いわゆる「リスクオフの円」。理由は諸説ありますが、戦争などの有事の際は円が買われやすいと言われています)一時ドル円も急落しました。 こちらが当時の15分足です。 このまま「110円割れるのか?」と多くのディーラーが見守りましたが結局反発し、110円割れとはなりませんでした。 このシリア空爆、なぜ行われた経緯は以下です。 先日シリアのアサド政権がサリンを使って民間人を多数殺害していたという凄惨なニュースがありました。それにより、「シリアは化学兵器禁止条約に加盟していたのになんでサリンなんて持ってるの?」という国際的な批判を受けました。 …
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    2017年4月3日
    ディーラーによる今週のドル円「大きい反発!どうなる4月?」[国府勇太]
    こんにちは。国府勇太です。 さっそく先週のドル円の動きを振り返っていきましょう。 見るのは日足です。 先週の一言「110円の底は堅かった」 先週を一言で表すと「110円の底は堅かった」です。 先週3月27日(月)には、110.92円でスタートしたドル円。 大きく反発した一週間でした。 先々週の下げの流れを引き継いで、27(月)、28(火)で110円を試すもいずれも失敗。 その後、30(木)に111.92円まで大きく上昇し、続く31日(金)には112円を超え、112.19円をつけました。 要人発言などはちょこちょこありましたが、大きなニュースはなく、方向感に欠ける展開でした。 ドル円、今週の見通し ラインはここです。 110円のラインです。 気になるのは27日(月)、28日(火)のチャートの足です。 見ると下ヒゲが長い足となっています。 下ヒゲが長いということは、「下落しようとしたけど結局大きく戻されてしまった」ということです。 それが2回も続いたので「かなり底が堅い」ということができ、アナリストによってはこれを「底打ち(下げ止まること)」と見る方もいます。 とはいえ、今週から4月で流れ…
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    2017年3月27日
    ディーラーによる今週のドル円「暗雲!トランプショックは起きるのか?」[国府勇太]
    こんにちは。国府勇太です。 さっそく先週のドル円の動きを振り返っていきましょう。 見るのは日足です。 先週の一言「トランプラリーの終焉?」 先週を一言で表すと「トランプラリーの終焉?」です。 先週3月20日(月)には、112.63円でスタートしたドル円。 一週間を通して大きく下げました。 特に今週末注目されたニュースが、トランプ政権がオバマケア代替法案(別名:トランプケア)」を撤回したことです。 トランプケアとは、医療保険制度改革の代替法案のことです(そもそもアメリカは日本のように国民皆保険制度制度ではあありません)。 なぜ自ら打ち出した法案を撤回したかというと、法案通過のための賛成票が足りないと見込んだためで、これは事実上の敗北です。 「実はトランプ大統領って政策を実行する能力がないのでは?」とマーケットに不信感が生まれることとなり、教科書的にはドル売りの材料となります。 撤回を宣言した先週末こそ一旦上昇したものの、今週明けから大きくドルが売られています(ドル円下落)。 アメリカの長期金利もアメリカ株(ダウ)も下げており、一部では早くも「いよいよトランプラリーの終焉か?」と警戒感が高…
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    2017年3月20日
    ディーラーによる今週のドル円「利上げしたのに!急落した理由とは?」[国府勇太]
    こんにちは。国府勇太です。 さっそく先週の米ドル/円の動きを振り返っていきましょう。 見るのは日足です。 先週の一言「期待しすぎのマーケット」 先週を一言で表すと「期待しすぎのマーケット」です。 先週3月13日(月)には、114.75円でスタートした米ドル/円。 その後、火曜には、水曜のFOMC前に「年にあと3回利上げあるんじゃない?」というマーケットの期待により、115.19円まで上げる場面も見られましたがその後は下げました。 そして、最注目のFOMC。FRBは想定通りに利上げ(0.25ポイント)を行いました。ただ、問題は利上げペースです。 「年にあと3回利上げあるんじゃない?」という期待が高まっていた中、ドットチャートを見ても「年にあと2回の利上げ」で慎重な姿勢(このような姿勢をハト派といいます)だったことを受け、大きく下げました。 今回のドットチャートはこちらです。 参照:FRB まさしく「期待」と「現実」のギャップです。 本来であれば、利上げを行うというのは上昇(ドル高)の要因ですが、マーケットはすでに織り込み済みで、さらにその先の利上げペースも「3回」と見ていたので下げた形に…
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    2017年3月13日
    ディーラーによる今週のドル円「重ーい上値!世界中が注目のFOMCで景色は変わるのか?」[国府勇太]
    こんにちは。国府勇太です。 さっそく先週の米ドル/円の動きを振り返っていきましょう。 見るのは日足です。 先週の一言「115円超えるも上値が重い」 先週を一言で表すと「115円超えるも上値が重い」です。 先週3月6日(月)には、113.90円でスタートした米ドル/円。 月曜は結局始値(はじめね)とほぼ同じ113.89円でクローズしており、様子見ムードでした(この足の形を寄引同時線といいます)。 続く火曜以降は陽線、そして水曜もADP(民間が行う雇用統計です)のかなり良い結果(予想18.9万人→結果29.8万人)を受け上昇し、木曜にはとうとう115円間近まで上昇しました(NYCLギリギリまで115円超えるか超えないかという攻防を繰り返していました)。 その後金曜日、朝から早くも115円を達成してその後はしっかり115.50円まで挙げました。 そして夜は注目の雇用統計。「これで雇用統計の結果もよければ一気に上昇か?」とも思われました。 結果は以下でした。 NFP(非農業部門雇用者数変化) 予想20万人 結果23.5万人 失業率 予想4.7% 結果4.7% 平均時給 予想0.3% …
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    2017年3月6日
    ディーラーによる今週のドル円「みんな、うわさで買って事実で売ってるの?」[国府勇太]
    こんにちは。国府勇太です。 さっそく先週の米ドル/円の動きを振り返っていきましょう。 見るのは日足です。 先週の一言「利上げ期待で買われた一週間」 先週を一言で表すと「利上げ期待で買われた一週間」です。 先週2月27日(月)には112.15円でスタートした米ドル/円。 火曜に長い下ヒゲをつける場面も見られましたが、その後はしっかり上昇しました。 背景はやはり利上げへの期待です。特に金曜に行われるイエレン議長のタカ派(利上げを行っていく)的な発言を期待しての上昇でした。 そして3日(金曜)、注目のイエレン議長の発言はマーケットの期待通りの内容で、「3月の利上げ」と「年3回の利上げ」を肯定するものでした。 しかし、あれだけ期待で買われたのに、実際にイエレン議長の発言では、マーケットの反応は鈍いものとなりました。結局、節目となる115円を超えることはできませんでした。 「うわさ(利上げへの期待。イエレンのタカ派的な発言)」で買われましたが「事実(イエレンの発言)」では買われない(というよりポジションを減らしたのでむしろ売られた)という展開です。 投資の格言に「噂で買って事実で売れ(Buy o…