2017年4月2日

基本編8|FXを始めるときに揃えるものと裁量取引・自動売買の違い

FXに特別なものは不要!資金は少なめから始めよう

FX取引をするためには、ポイント①で解説している「取引口座」「証拠金」「パソコン・スマホ」「インターネット環境」が必要となります。とはいえ、今の時代、ほとんどの人は「パソコン・スマホ」と「インターネット環境」は手元にあるのではないでしょうか。

FXのトレードは高度な処理をするわけではないので、極端な高速スキャルピングでもない限り、廉価なパソコンやスマホでも十分に対応できます。

証拠金については、最初は10万円でも十分に始められます。1000通貨取引なら、ポジションを一つ持つのに数千円の証拠金で済みます。十分に上達したと成績で証明できるまでは、これ以上の資金は必要ありません

初期段階で資金が多くても有利ではなく、むしろプレッシャーを感じて正常な判断ができなくなるデメリットがあります。「資産を増やす」という決意を持つことは大切ですが、いきなりたくさんの資金を用意したからといって、必ずしも上達につながらないことを覚えておきましょう。

取引するためにはFX会社の口座が必要で、開設すること自体は無料です。また開設までの一連の手続きは、必要書類のデータを用意できればインターネット上で完結することも可能です。

FXではしぶとく続けられる強い心が求められる

FXで資産運用を継続するために、もう一つ大切なことがあります。それは「あきらめない姿勢」です。

有名な実力派FXトレーダーでも、かつては必ずうまくいかない時期があったもの。そういったタイミングで、コツコツFXの練習を続ける継続性こそ、FXで利益を出すための絶対条件となります。

FXにはトレードを機械に任せる手もある

ここまでは裁量取引(手動トレード)を主体に解説してきましたが、機械に任せる自動売買(システムトレード)という選択肢もFXにはあります。

自動売買のトレードは自動的に実行されるため、相場に拘束されないメリットがあり、またメンタル的なストレスが少ない点も見逃せません。ただし、トレードは自動でも、知識や技術が不要なわけではありません。プログラムの選別や、運用するためのテクニックが求められます。

両者を比較して優劣をつけることは難しく、最終的には向き不向きの話になってきます。ただし、自動売買のプログラムは、裁量取引のテクニカル分析を基に作られています。相場観やファンダメンタルズ分析を知る意味でも、まずは裁量から勉強することをお勧めします。

ポイント① FX取引に必要なもの

取引口座

FXの取引を行うにはFX会社で開設した取引口座が必要です。その口座に資金を預け入れることがFXライフの第一歩といえるでしょう。FX会社の口座開設はインターネット上で申し込むことができます。

証拠金

FXの取引を行うのに必要な資金のことです。FX会社によって最小の取引通貨単位が異なりますが、中には数千円から取引ができるFX会社もあり、いきなり数十万円も用意する必要はありません。

パソコン・スマホ

FXの取引は口座を開設したFX会社の取引画面を通じて行いますので、インターネットに接続したパソコンやスマートフォン、タブレットなどが必要です。最近はスマホだけで取引している人も多いそうです。

インターネット環境

FXの取引はインターネットを通じて行いますので、その環境が必要になります。インターネットの回線速度は速いに越したことはないですが、そこまで気にする必要はありません。

ポイント② 裁量取引について

裁量取引とは、チャート分析をして自分の手で売買をすることであり、ほとんどの人が思い浮かべるFXとはこちらのはず。年に一度あるかないかの大相場のときには、自動売買は役に立たないことも多いですが、裁量なら経験と技術次第で大きく運用益を上げることも可能。

ただし、売買の判断を常に自分で行わなければならないため、メンタルの影響を強く受けます。例えば、一度出ていた利益が縮小したらそれをストレスに感じ、浅く利益確定するなど、経済的合理性がない行動につながることもあるのです。

裁量取引(=手動トレード)のメリット・デメリット

自分で判断。メンタル負荷も大きい裁量取引のメリット・デメリットをまとめました。

メリット

  • そのときの相場に合わせた判断をすることで、自在に運用益を上げることができる
  • FXに関する技術をまんべんなく学べる
  • 自動売買のアイデアを得ることができる

デメリット

  • 相場に拘束される
  • メンタル的な負荷がかかる
  • 全ての時間帯をフォローできない

相場観を養うためにもまずは裁量で勉強

最終的に自動売買に絞り込むにしても、一度は裁量トレードを経験しましょう。実際のチャートの動き、相場の出来事と向き合うことで、状況に合わせた判断、すなわち相場観が自分なりに形成されるはずです。また、自動売買のプログラムも、裁量トレードの知識がベースとなります。

ポイント③ 自動売買について

自動売買のメリットは、その名の通り売買が自動的である点。フルオートでトレードをしてくれるため、相場に縛られることがなく、また寝ている時間や仕事に行っている時間でも、チャンスがあればトレードが行われます。

その反面、多くの自動売買は売買ロジックが不明確なため、なぜ勝ったか、なぜ負けたかが分かりにくく、FXの技術が伸びにくいデメリットがあります。また、自動でトレードをしてくれるとはいえ、プログラムの取捨選択や資金配分など、独自のテクニックが求められます。

自動売買(=システムトレード)のメリット・デメリット

機械が運用。忙しい人向けの自動売買のメリット・デメリットをまとめました。

メリット

  • 自分で操作しなくて良いので、相場に拘束される時間が短くなる
  • 24時間常に相場を見張り続けられる
  • プロの戦略をコピーすることができる

デメリット

  • 極端に大きく動く相場が苦手
  • 自動売買独自の知識や技術が必要
  • プログラムの中身が明かされていないことが多いため、勝因も敗因も分からず勉強にならない

最近流行の連続発注とは?

ここ数年、マネースクウェア・ジャパンのトラリピのような連続発注が脚光を浴びています。値動きに合わせてシンプルに売買を繰り返す仕組みで、売買のロジックは明確です。相場の判断は投資家、売買は機械が行う、半裁量+半自動のような存在といえます。