2017年4月3日

基本編7|FX取引にいくら資金が必要?証拠金とレバレッジを学ぶ

FXのレバレッジはぜんぜん怖くない

レバレッジをかけて取引できることは、FXの大いなる魅力です。しかし、レバレッジの基本を知っておかないと、無用の不安に惑わされてしまいます。現在のルールでは、最大25倍までレバレッジをかけることが認められていますが、1万円の資金の人が25万円勝ったり、負けたりするわけではありません。

実際の例で考えてみましょう。ドル円が100円のとき、1万通貨取引をしようと思ったら、定価だと100万円の資金が必要になります。

しかしドル円は一週間に数円程度しか動かないのが普通なので、100万円投じて一週間がんばっても数万円の損益にしかならず、資金効率が良くありません。そこで、100万円分の取引をするときに必要な資金を、25分の1の4万円にするのが、レバレッジの効用です。

FXは差金決済なので、レバレッジが何倍でも、保有ポジションに対する損益は変わりません。取引時の必要資金を圧縮するのが、レバレッジの本質です。

確かに『月刊FX攻略.com』が創刊されたころは、数百倍のレバレッジをかけられましたが、それはもう昔の話。レバレッジに対して必要以上に神経質にならず、有意義なルールとして活用していきましょう。

ポイント① レバレッジについて

レバレッジとは、株式投資とは異なり、誰でも利用できる便利な仕組み。これにより資金効率を高めた運用が可能になります。しかし、この点を理解しないままにトレードを始めてしまうと、失敗に直結します。必ずその仕組みやメリット・デメリットを勉強するように心掛けてください。

ポイント② 証拠金の最大25倍までの取引が可能に!

レバレッジを利用すれば、取引に必要な資金が少なくなります。FX会社に証拠金として10万円預け入れたとすると、250万円分の取引ができるようになります。言い換えると、必要な資金が25分の1で済むということです。

ポイント③ レバレッジ・通貨数ごとの取引金額

上の表はレバレッジを利用したときと、しないときの取引金額の目安です。例えば「米ドル/円」では、レバレッジなしで1万通貨の取引をする場合に100万円必要になりますが、レバレッジを利用すると4万円で取引できるようになります。

ポイント④ レバレッジに対する誤解をQ&Aで解決!

レバレッジの誤解

Q.預けている資金が25倍になるなんて、危なくないんですか?

A.預けている資金の25倍勝ったり、負けたりするわけではありません。むしろ、25分の1の資金でポジションを保有できると考えた方が分かりやすいです。

危険性について

Q.レバレッジをかけてFXの取引をしたら、めちゃくちゃ負けるって本当ですか?

A.FXでは、原則的に取引口座に預け入れた資金以上の損失にはなりません。レバレッジをかけた分だけ、単純に利益や損失額も大きくなるというのはよくある誤解です。

リスクの度合い

Q.株の信用取引は最大3倍、FXは25倍ですが、FXの方がリスクが高いんですか?

A.個別株は、短時間で大きく動くため、ストップ高、ストップ安という制度で投資家を保護しています。FXはそれより値動きが緩やかな分、ハイレバレッジになっています。

25倍は必須?

Q.常に25倍のレバレッジを使い切ってトレードしなければいけないのですか?

A.そんなことはありません。現在のルールでは、「資金の25倍に相当するポジションを取引できる」だけであり、リミット一杯まで使わなければいけないわけではありません。

レバレッジの計算

Q.レバレッジはどう計算するんですか?

A.【(通貨ペアのレート×取引枚数)÷口座資金】で計算できます。ドル円が100円のときに1万通貨を保有、口座資金が10万円の場合は、レバレッジ10倍になります。

ハイレバレッジ

Q.昔はもっとレバレッジをかけられたって本当ですか?

A.本当です。かつてレバレッジは実質的に無制限でしたが、日本国内のFX会社に対する規則改正により2010年には最大50倍に、2011年には最大25倍へと、段階的に制限されました。