ディーラーによる今週のドル円「果たしてここで頭打ちなのか?」[国府勇太]

国府勇太です。

さっそく先週のドル円の動きを振り返っていきましょう。
見るのは日足です。

先週の一言「とうとう天井?週末にかけ下落」


先週を一言で表すと「とうとう天井?週末にかけ下落」です。

先週5月8日(月)には、112.847円でスタートしたドル円。
先々週から引き続いての上昇トレンドを継続し、10日(水)には高値114.35をつけました。

しかしその後週後半にかけ下落、11日(木)には114円を割れ、12日(金)には113.19円と113円を割れそうなほどの下落となりました。

そして、クローズ後の週末に、北朝鮮が日本海に弾道ミサイル発射したというニュースが流れました。

ここでファンダメンタルズのおさらいをしましょう(中上級者の方は「なにをいまさら」という内容ですが)。
日本にこういったこと(戦争に巻き込まれたり、大地震が起きるようなこと)があると、一般的に円が買われるので円高(ドル安、ドル円チャートでいうと下落)になります。

今週も週明けに窓あけ(前の営業日の終値よりもレートが大きく乖離してスタートすること)が懸念されましたが、思ったほど窓はあけず、反応は限定的でした。

ドル円、今週の見通し

ドル円、節目に来ています。

と、いうのも今月17日からしっかりの上昇相場だったのですが、先週末の下落で天井をつけたようにも見えるからです。

SMA(単純移動平均線)をプロットしてみましょう。
パラメーターは以下です。

    短期線(白):25日
    中期線(赤):75日
    長期線(黄):200日


どの線もいずれも「微妙」です。
ここからは明確なサインは見られません。

ただ、難しい場面ではありますが個人的には今週はショートよりもロング目線です。

この、11日、12日につけた天井とも思える足ですが、よく見ると2本とも下ヒゲが長いです。
下ヒゲが長いということは、「下落しても買いたい人がたくさんいる」ということ。

一般的に高値圏での「長い上ヒゲ」は天井を示唆し売りのサインとなります。

しかし、今回の場合そういった兆候が見られません。むしろ、下げは押し目のチャンスとして打診買い(ためしにポジション少なめでエントリーすること)をしたい場面です。

特に112円台は比較的いい押し目かもしれません。

では、今週もリスク管理に気をつけてがんばりましょう。

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