2017年4月4日

実践編3|【成行注文と指値・逆指値注文】FXにおける2系統の注文方法とは

注文方法の種類を把握しておこう!

FXの取引で売買注文を出すには、大別して2種類の方法があります。

一つは成行注文

これはそのときの価格で、リアルタイムで売買するときに使う注文方法です。スキャルピングやデイトレードなど、その場の判断が重視される取引で多用されますが、相場が急激に動いたときには、そのときの価格で注文が通らないケースもあります。

もう一つは、指値・逆指値注文

こちらは注文したい価格を予約するやり方で、指定した価格になったときに自動的に取引が実行されます。

なお指値注文が、現在の価格より有利な価格を指定するのに対し、逆指値注文は現在の価格よりも不利な価格を指定します。為替相場が予想に反して不利な展開になることを想定し、ある一定の範囲で損失を止める手段(損切り)として逆指値注文は使われます。

この指値・逆指値注文を組み込んだ予約注文方法についても覚えておきましょう。あらかじめ売買の価格を指定注文しておき、相場が指定した価格に到達した場合に注文が成立します。ここでは代表的な三つの予約注文方法を紹介しています(ポイント②参照)。

どの注文も指値と逆指値を組み合わせることで、決済取引、あるいは新規取引と決済取引を、自動的に実行することができます。為替相場は24時間動いていますが、その全てを一人の人間が監視し続けることは不可能です。だからこそ、各種予約注文を使い分けることで、相場から離れている時間でも、収益のチャンスを得られます。

ポイント① 「成行」「指値・逆指値」注文方法を使い分ける

成行(リアルタイム)

  • リアルタイムの即時注文
  • スキャルピングなど短期トレードで多用する
  • 相場が急激に動いたときなどは、希望の価格で売買できないことも
  • 「いくらでも良いので、今すぐ取引します」という意味

そのときに表示されているレートを基準に、「なる早」で売買が行われます。瞬時の判断を求められる局面で主体になりますが、当然ながらパソコンやスマホから離れられないというデメリットがあります。

指値・逆指値(予約)

  • 価格を指定した予約注文
  • そのときの価格より、安く買い、高く売るのが指値
  • そのときの価格より、高く買い、安く売るのが逆指値
  • 「○○円で取引できるまでは待つ」という意味

指定した価格に到達したら、売買が行われるようにする予約注文です。チャートを見ていなくても取引を自動化できるメリットがあり、特に損切り時にはメンタルの負荷を感じさせることなく売買が完了します。

ポイント② 3系統の予約注文方法

OCO注文

一方の注文が約定すれば、もう一方の注文が自動的に解除される注文方法。既にポジションを持っているときに、指値注文(利益確定)と逆指値注文(損切り)を同時に予約。一方が実行されるともう片方の予約は自動的に解除されます。

IFD注文

新規注文と決済注文をセットで予約できる方法です。新規注文で指定した価格になると取引が始まり、決済注文が有効になります。もし、値動きの予想が外れて新規注文の取引が成立しない場合は、当然決済注文も成立しません。

IFO注文

OCO注文とIFD注文を組み合わせたのがIFO注文。新規注文と2通りの決済注文を予約することができ、IFD注文のように新規注文が成立したら決済注文が有効になります。決済注文には逆指値で損切り予約を入れられるので、自動的な取引でも安心感があります。

ポイント③ 超重要!注文を予約することが大切な三つの理由

相場を見ていなくても取引が成立!

利益確定や損切りは、必ずしも目の前で手動で行わなければいけないわけではありません。指値や逆指値を駆使することで、寝ている間、働いている間にも自動実行することができます。FXの相場は常に動いていますから、こういった注文の予約の存在は欠かせません。

メンタルに足を引っ張られない!

「利小損大」という言葉を聞いたことがありませんか? 人間の防衛本能が働くと、利益確定は浅く、損切りは深くなりがちです。しかし指値や逆指値で「損小利大」となる注文を入れておけば、あとは放置しておくだけでメンタルに邪魔されず適正な価格での決済が行われます。

トレンドを追いかけられる!

安く買い、高く売るのが相場の基本ですが、流れによってはトレンドを追いかけて高く買う、あるいは安く売る注文も有効です。新規エントリーの逆指値注文を入れれば、相場上昇を追撃しての買い、下降を追撃しての売りが予約できます。損切りとはまた違う、逆指値注文の活用法です。